YouTubeや動画編集・映像制作など、仕事や趣味で動画編集に触れる機会が増えてきています。
そこで、動画編集をこれから始めたいと思っている方に向けて動画編集ソフトを紹介していきます。様々な種類のソフトがありますが、世界的シェアが高いAdobe Premiere Proについて紹介します。
初心者から上級者まで使えるほど機能が充実しているので、趣味でも仕事でも使えるソフトです。
そんなAdobe Premiere Proの概要から、無料で使える方法も解説します。また、料金や機能面についても解説していきます。
Contents
Adobe社の基本情報

Premiere Proは、Adobe社が開発・提供している編集ソフトです。
Adobe社といえば、グラフィック系のソフト開発で有名なアメリカの企業です。
他にも、illustrator やPhotoshop、After Effectsなどのソフトを開発しています。
Adobe社は、アメリカに本社を置くソフトウェア会社で、日本法人のアドビ株式会社は1992年に設立されました。
最近はYouTuberの方々が動画編集でPremiere Proを使っているので、名前は聞いたことがある方が多いことでしょう。ラファエルさんやヒカルさんが使っていますね。
Adobe Premiere Proとは
Adobe Premiere Proはハリウッド映画の編集ソフトとして使われていたり、複雑な編集作業もできる充実した機能を備えたソフトです。
細かい設定や編集作業にも対応している為、プロにも愛用されています。
初心者では取り扱い難い印象があるかもしれませんが、後半で学習方法も解説しているので安心して利用することができますよ。
Adobe Premiere Proの機能
基本的な編集作業はもちろん、文字を入れたり特殊効果をつけたりすることができます。
Adobe Premiere Proの機能については下記の通り。
- 素材の取り込み
- カット編集
- 色補正
- テロップ入れ
- 特殊効果(エフェクト)
- BGMの挿入
上記は動画編集に欠かせない基本操作ですが、他にもアニメーションをつけるなどさらに高度な映像を作ることも可能です。
また、他のAdobe製品と連携することでよりクオリティをあげることができるでしょう。
Adobe Premiere Proを無料で使う方法
上記で料金プランを紹介しましたが、「最初はお金をかけずに学びたい」という方もいますよね。
ソフトを使ったことがない状態で契約するのは、初心者の方にとっては特に、ハードルが高かったりします。
そんな方向けに、Adobe Premiere Proを無料で使う方法があります。
公式サイトの「無料で始める」から登録する
製品を契約する前にどんなソフトか実際に試してみたい、という方向けに7日間の無料体験版が用意されています。
Adobe Premiere Proを無料で使うには、Adobeのサイトにアクセスしメールアドレス等の登録をする必要があります。
上記のリンクから飛べる公式サイトの「無料で始める」というボタンから、無料体験版の登録をすることができます。

次に、下記の「始める」から登録を進めます。

次の画面に進むとメールアドレスの入力画面が出てくるので、登録を進めましょう。

すると、登録したアドレス宛てにAdobeからメールが届きます。
届いたメール内容に従ってソフトをインストールすれば、無料体験版を7日間使用することができます。
無料体験期間は一度のみ利用可能です。無料体験期間が終わるとソフトが使用できなくなってしますので、注意が必要です。
Adobe Premiere Proの無料体験版でできること
無料体験版と聞くと、使える機能が少なかったりするイメージがありますよね。
ですが、Premiere Proの無料体験版では機能面での制限はありません。実際に有料版の契約をした際と同様の機能を使うことができます。
制限をあえて挙げるなら、7日間という期間の制限があるくらいです。この制限期間ですが、延長することはできません。
また、体験版の削除や再インストールを行った場合は、期間がまだ残っていても無料体験期間が終了してしまうので注意して下さい。
7日間使用して体験期間が終わった場合も同様で、再度無料体験版を利用することはできません。
無料版と有料版の違いについて
無料版と有料版の機能面での違いはありません。
他のソフトの無料体験版ですと機能面で制限があったりしますが、Adobeの場合は有料版と変わらない機能を体験することができます。
実際にソフトに触れたことがない人でも、どんな機能があるのか試すことができるので実際に使用感をイメージすることができます。
まずは無料体験版で機能面や操作性を確認してから有料版の契約をすると、スムーズに作業に移行できることでしょう。
Adobe Premiere Proと他の動画編集ソフトを比較
Adobe Premiere Pro以外にもたくさんの動画編集ソフトがあります。
今ではスマホで編集できたりもしますが、パソコンでの編集と比較するとどうしても機能面で劣る部分があります。
今回はパソコンで使用できる動画編集ソフトに限定して、他にどんなソフトがあるのか紹介します。
無料で使用できるソフト
iMovie
iMovieはMac専用の無料ソフトです。
タイトルの位置が変更できなかったり、有料ソフトと比べて多少自由度は下がりますが、基本的な編集作業はできます。
また、モバイルでも操作可能なので、スマホでも編集作業がしたいという方にはおすすめです。
DaVinci Resolve
DaVinci Resolveは有料版と無料版がありますが、無料版でも幅広い編集が可能です。
カラーグレーディングが優れており、このソフトを好んで使う編集者も多数居ます。

AviUtl
AviUtlは簡易的な無料編集ソフトです。
若干、導入が複雑が点ありますが、簡単な編集だけでもやってみたいという方にはおすすめです。
機能をアップデートしていけば、機能の幅を拡張することができるようです。

有料で使用できるソフト
Final Cut Pro
Final Cut ProはMac専用ソフトです。
iMovieの上位版のソフトで、相互の互換性もあります。
無料のImovieではできない編集機能も搭載されており、より高度な編集が可能です。


Filmora
Filmoraは初心者向けの動画編集ソフトです。
プロの映像ほどのクオリティのものではなく、お洒落な映像が作りたいというライト層にはおすすめできます。


Power Director
Power DirectorはWindowsのみ対応になります。
日本で最も人気が高いとされている編集ソフトです。
操作がシンプルなので、初心者でも親しみやすい印象があります。
画面の録画機能が特徴で、ゲーム実況の際に重宝されます。


Adobe Premiere Proをおすすめする理由

上記のように、様々な動画編集ソフトがある中で、特にAdobe Premiere Proをおすすめする理由はどのような点なのかお伝えします。
Adobe Premiere Proの優れている点を順に紹介していきます。
MacにもWindowsにも対応
1つ目の理由は、パソコンのOSに関係なく使用することができるという点です。
中にはWindows専用のソフトだったり、Mac専用のソフトだったりと、利用できるOSが限定されている場合があります。
上記のFinal Cut ProやiMovieはMac専用のソフトな為、Windowsユーザーは使用することができません。
しかし、このPremiere Proの場合はどちらのOSにも対応しています。
また、Cloudサービスなのでアカウントさえ作っておけば一台のパソコンに限定されることなく利用できるので、他のパソコンで利用したいというときにも作業することができるのも嬉しい特徴です。
ユーザー数が多い
世界的な知名度が高いこともおすすめする理由の一つです。
近年では、企業でのWebデザインの際に動画を取り入れるなどの理由でPremiere Proが使用されたり、映画の制作にも使用されたりしています。
あの新ゴジラの映像編集にも採用され、話題になりました。
どうして多くのユーザーに支持されているのか、その魅力をまとめてみました。
- 様々なフォーマットのファイル形式に対応
- 操作性の高さによる作業の効率化
- 音響もワンクリックで編集可能
- グラフィックス搭載により色彩表現の幅が広い
- 他のソフトとの連携がスムーズに行える
充実した機能はもちろん、Adobeの他のソフトと連携することで、さらに高度な編集が可能な点も支持される要因です。
チュートリアルで使い方が学べる
使い方がわからない方でも、使用方法を学べる環境が整っています。
Adobeのホームページにはチュートリアルが用意されており、使用方法を学ぶことができます。
また、YouTube上にもチュートリアルや紹介動画が多数投稿されている為、初心者の方でも動画を見ながら編集作業することができます。
全く操作がわからないという方も、チュートリアルや紹介動画を見ていけばある程度の編集は問題なくできるようになります。
クラウドソーシングでの仕事が取りやすい
実際に動画編集を学んで、仕事にしたいと考えている方も最近増えていますよね。
フリーランスの方がよく利用されるクラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングサイトでの求人では条件が指定されていることがあります。
実際に求人を見てみると、Adobe Premiere Proを使用することが条件として提示されていることがあります。
個人で使用されているユーザーも多いですが、企業で導入されているケースも多いようなので、Premiere Proが使えるということは仕事を取る際にも有利に働きます。
応募できる求人の母体が大きくなれば、仕事に繋がる可能性も大きいので、これから仕事として動画編集をやっていきたいという方にとっては強い味方になってくれることでしょう。
Adobe Premiere Proの料金形態

Adobe Premiere Proは、月額制になります。
買い切りのソフトを購入して使用できるものではなく、毎月契約を更新し月額料金を支払うサブスクリプションです。
当初はプロのクリエイター向けツールとして、10万円を超える金額で販売されていましたが、2013年より定額制に転換されました。
下記の表に料金をまとめました。
支払い方法は月払いと年間契約があり、年間契約の方がお得になっています。長期的に使用を考えている方は、年間で契約をすることをおすすめします。
Premiere Pro 単体契約 |
Creative Cloud コンプリートプラン |
|
---|---|---|
年間契約 (月払い) |
2,480円 | 5,680円 |
年間契約 (年払い) |
26,160円 | 65,760円 |
月契約 | 3,480円 | 8,580円 |
さらに、「Creative_Cloudコンプリートプラン」を利用すると他のAdobe製のソフトを利用できます。
動画編集だけでなく、写真編集やデザイン等もやりたいという方はこちらのプランがおすすめです。
また、学生や教員の方は、さらに割引が受けられるのでぜひ利用しましょう。Apple製品も学生や教員向けに割引が適用されるので、PCとソフト両方揃えて動画編集を始めたい方には嬉しいサービスですね。
まとめ
今回は、Adobe Premiere Proを無料で使用する方法やおすすめする理由について解説しました。
- 無料体験版の利用が可能
- 機能については制限なく利用できる
- 初心者でも学べる環境が整っている
- 使い方次第でプロ級の編集が可能
動画編集をやってみたいという方は、無料体験版で実際の編集作業をぜひ体感してみて下さい。
効果的に動画編集を行いたいという方にはおすすめのソフトです。
プロの世界でも利用されるほど充実した機能でありながら、直感的な操作が可能という点がAdobe Premiere Proの特徴です
無料体験版でこのソフトを気に入った方は、チュートリアルを見ながら動画編集をぜひ楽しんでみて下さい。
