YouTuberは、必ず動画編集ソフトとは別にエフェクトやアニメーションソフトを用いて、より視聴者が飽きないような動画作成をします。
YouTubeなどでエフェクトを使用する場合、基本的に「After Effects」を利用します。
After Effectsは高度なエフェクトやアニメーションを作成できる分、操作が難しく初心者にはかなり大変です。
今回は、After Effectsの代替になるソフトを3つご紹介していきます。
After Effectsとは

そもそもAfter Effectsは映像のデジタル合成やモーション・グラフィックスなどを作成するソフトです。
YouTubeのみならず、様々な映像作成の際によく使用されます。
基本的にはAdobe Premiere Proと連携させて利用する方が多いです。
Premiere pro⇒Adobe社が販売している動画編集ソフト。人気有名YouTuberの水溜りボンドも愛用している
今回は、Adobe社以外の、デジタル合成やモーション・グラフィックスを作成することができるソフトを3つご紹介します。
After Effectsの代替ソフト3選

今回After Effectsの代替として紹介するソフトはこちらになります。
ソフトの解説の前に、それぞれの機能や対応OSを簡潔に表でまとめてみました。
ソフト名 | 機能 | 対応OS |
---|---|---|
DaVinci Resolve 16 | 編集・エフェクト・オーディオ | Mac・Windows・Linux |
Blender | エフェクトのみ | Mac・Windows・Linux |
Final Cut Pro | 編集・エフェクト・オーディオ+α | Mac |
エフェクト以外にも編集やオーディオ機能も利用したい方は「DaVinci Resolve 16」と「Final Cut Pro」をAfter Effectsと比較してみて下さい。
また、動画編集や音声編集には別ソフトを利用している方は「Blende」を参考にしてみて下さい。
3つのソフトの料金については「After Effectsと代替ソフトを含めた料金比較」で詳しく解説していきます。
では、それぞれのソフトの特徴・メリット・デメリットをご紹介していきます。
DaVinci Resolve 16

1つ目にご紹介するソフトは「DaVinci Resolve 16」です。
こちらは映像機器の会社であるBlackmagic Design社が販売しているソフトになります。
DaVinci Resolve 16の特徴
DaVinci Resolve 16の特徴はこちらになります。
- 動画編集・エフェクト・オーディオが1つのソフトで行うことができる
- 共同作業をすることができるから、大規模のメンバーで作成する際に便利
- 1つ1つの機能がどれも高性能で使い勝手が良い
DaVinci Resolve 16は1つのソフトで動画編集に必要な機能は全て揃っています。
また、機能の種類だけでなく個々の機能がかなり高性能で、高度な技術まで使用することができます。
DaVinci Resolve 16のメリット
DaVinci Resolve 16を使うメリットはこちらになります。
- 1つのソフトで動画作成を完結することができるから、複数のソフトの操作を覚える必要がない
- 複数人が同じプロジェクトで作業することができるから時間短縮
色味もオーディオも全て1つのプロジェクトで共有して作業できるのは最大のメリットです。
DaVinci Resolve 16のデメリット
- 料金が高い
- 機能が多すぎて操作が難しい
- DaVinci Resolve 16の解説動画が少なく、独学になる可能性が高い
やはり動画編集だけでなくエフェクトやオーディオ編集機能があるため、料金が高いです。
料金は「After Effectsと代替ソフトを含めた料金比較」で解説していきます。
また、機能が多すぎて初心者の方は操作が難しいです。また、日本で利用している人が少ないので、YouTubeに解説動画があまりありません。
なので、動画編集がある程度慣れてきたらDaVinci Resolve 16を利用してみて下さい。
Blender

2つ目にご紹介するソフトは「Blender」です。
Blenderの特徴
Blenderの特徴はこちらです。
- 3DCGアニメーションを作成するための統合環境アプリケーション
- フリーソフトなので誰でも使用することができる
実際にBlenderを使って作成したアニメーションの映像があるので、どんなアニメーションが作れるか気になる方は是非閲覧してみて下さい。
Blenderのメリット
Blenderを使うメリットはこちらになります。
- 完全無料で使用することができ、高性能
- アップデートがかなりの頻度で行われている
- 日本語で使用することができる
完全無料で使用することができるのに、高性能なのはかなり魅力的です。
アップデートの頻度も高いことから、バグも少なく、安心して利用することができます。
Blenderのデメリット
Blenderのデメリットはこちらです。
- 機能が多すぎて操作が覚えれない
- あまりYouTubeなどに3DCGアニメーションを使う機会がない
- カットなどの映像編集をすることができない
最大のデメリットは、機能が多すぎて操作が覚えれない所です。
今回紹介するソフトの中で一番難しく、操作が独特なので直感的に作業することはまず不可能です。
また、映画やドラマ風にYouTubeの動画を作成するなら使う場面がありますが、基本的に3DCGアニメーションをYouTubeで使うことはありません。
Final Cut Pro

最後にご紹介するソフトは「Final Cut Pro」です。
こちらはMac限定のソフトとなっています。
Final Cut Proの特徴
Final Cut Proの特徴はこちらです。
- 編集・エフェクト・オーディオ・モーションなどの、動画編集に必要な機能は全て入っている
- 専用のVRを使って360°で映像を見て、編集をすることができる
- 高度なカラーグレーティング、HDR対応。
カラーグレーティング⇒色味の調節のこと
HDR⇒High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略。明るさの幅を細かく調節できる機能
Final Cut Proは編集やエフェクト・オーディオのような動画を制作する際に必要な機能は全て揃っています。
それに加えて、360°映像編集やHDR対応などの独自機能も使用することができます。
Final Cut Proのメリット
Final Cut Proのメリットはこちらになります。
- 最先端の技術を使用することができる
- エフェクトの種類が豊富
- 無料体験版がある
高度なカラーグレーティング、HDR対応などの他のソフトにはない最先端の技術があります。
また、エフェクトも2D3Dとあり、種類は数えきれないほどあります。
基本的には買い切り製品ですが、無料体験版もあるので、買う前に一度操作を試すこともできます。
Final Cut Proのデメリット
Final Cut Proのデメリットはこちらになります
- Windowsは利用することができない
- YouTubeの解説動画や教材が少ない
- サポート機能がない
Windowsは使用不可能なので、チームで作業する際に全員がMacでなければいけません。
また、Final Cut Proだけでなく今回ご紹介したソフトは全てYouTubeなどの解説動画や教材が少ないです。
更に、Adobe社にはエラーなどが起きた際にヘルプセンターや質問できる機能がありますが、Final Cut Proにはありません。
なので、こちらのソフトもある程度動画編集になれて、感覚で操作がわかるようになってから使用することをおすすめします。
After Effectsと代替ソフトを含めた料金比較

最後に、今回ご紹介したソフトの料金をAfter Effectsと表でまとめてみました。
プラン名 | 料金 |
---|---|
DaVinci Resolve 16 | 33,980円(買い切り) |
Blender | 0円 |
Final Cut Pro | 36,800円(買い切り) |
Blender以外は有料ですが、買い切りとなっています。
After Effectsの料金はこちらになります。
プラン名 | 料金 | 月にかかる金額 |
---|---|---|
年間プラン(一括) | 26,160円 | 2,180円 |
年間プラン | 29,760円 | 2,480円 |
月々プラン | 41,760円 | 3,480円 |
After Effectsは月額制なので、一括で購入しても来年また購入する必要があります。
まとめ
今回はAfter Effectsの代替になる使いやすいソフトを3つご紹介しました。
- 代替になるソフトは「DaVinci Resolve 16」「Blender」「Final Cut Pro」の3つ
- Blenderは無料、DaVinci Resolve 16とFinal Cut Proの2つは有料だが、買い切り
- 代替になる3つのソフトは、After Effectsよりもマニュアルが少なく、独学で学ぶ可能性が高い
- 初心者の方はサポート機能があるAfter Effects、慣れてきたら代替のソフトに変更するのが望ましい
是非慣れてきたら、After Effects以外のソフトを利用してみて下さい。
最後になりましたが、本気で動画編集を行っていきたいと感じているのならAdobe Premiere Proがおすすめです。

Adobe Premiere Proは動画・映像制作の現場から、有名Youtuberの動画編集まで、幅広い分野使われています。
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