動画編集を始めようという時に、1番最初に思い浮かぶ悩みとして、「どの編集ソフトを選ぶのか」という問題がありますよね。
実際に動画編集ソフトを選ぼうと思っても、
どのソフトを選んだらいいか分からない
ソフトはどう違うのだろう
といった疑問が出てきますよね。
名前は知っているけど、どんなことができるのか分からない、という方に向けて機能面に着目してDaVinci Resolveの使い方を解説していきます。
また、後半ではインストール方法もお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでみてくだいね。
DaVinci Resolveの特徴とは
最初に、DaVinci Resolveのソフトの特徴を解説していきます。
DaVinci Resolveの最大の特徴はなんと言っても、カラーグレーディングです。
カラーグレーディングとは、映像を自分がイメージする色味の状態に加工する作業を指します。
簡単に説明すると、色を使って芸術的な演出を施すことです。
例えば、昼間に撮影した映像を補正して夜間に撮影したかのように演出したり、暗いイメージや明るいイメージを色調で表現したりする作業のことです。
実際に海外の大手映画会社や、日本でも数々の映像作品にこのソフトが使用されています。
このカラーグレーディングの機能性は国内外問わず高い人気を誇り、あのハリウッドでも使われるほど、本格的な機能を兼ね備えています。
他の編集ソフトとの違いとは
多数の動画編集ソフトがある中で、DaVinci Resolveと他の編集ソフトとの違いはどのようなところにあるのでしょうか。
DaVinci Resolveを使用するメリットを含めて解説します。
まず、DaVinci Resolveを使用する上でのメリットとして、下記のようなものが挙げられます。
- 豊富なカラーグレーディング機能
- 快適なパフォーマンス
- 操作性の良さ
- 世界最大級の対応フォーマット数
- 無料版も使用可能
- 価格が安い
カラーグレーディングや操作性はもちろん、編集している中で「使用できるフォーマット数の豊富さ」は役立ちます。
これは、様々な種類の素材を読み込めて、好きな拡張子で書き出せるということです。
YouTubeに投稿するためにはそれに合った形式にして動画を書き出す必要がありますし、撮影した映像の拡張子は撮影方法によって異なります。
そのため、この対応しているフォーマットの多さは撮影時や編集後の書き出し時に大変活躍する機能です。
編集ソフトを選ぶ際は、編集作業の効率性だったり、エフェクトの多さなどに注目しがちですが、このフォーマットの対応数も重要なポイントの一つです。
DaVinci Resolveの基本的な使い方
DaVinci Resolveの特徴が掴めたところで、基本的な使用方法について解説していきます。
ソフトを導入する前に、実際の編集画面や使用方法を見てみたいという方も多いはずです。
より具体的な使用イメージを知ってもらう為に、実際の編集画面をご覧いただきながら解説していきます。
カット編集
カット編集で不要なシーンを削除することができます。
カット編集は動画編集を行う上で、基礎的な操作になるので、実際の編集画面で手を動かしながら操作してみて下さい。
カット編集は、編集ページ下部のメニューから自分が行いたい動作を選択します。
今回は、「エディット」ページでの編集を前提に進めていきます。
エディット画面を開くと、編集したい範囲を選択することができます。
上記画像の丸を付けた箇所で、編集したい範囲の選択を行います。
範囲を選択すると、タイムライン上の素材が明るく表示されるので、正しい範囲が選択されているか確認して下さい。
範囲が選択されたら、キーボードの「Deleate」ボタンで素材をカットします。
これがカット編集の基本的な動作になります。
範囲を選択して、削除するだけなので、初心者の方でも簡単に操作することが可能です。
BGMの挿入
BGMの挿入を行うには、まずBGM素材を用意する必要があります。
BGM素材は、メディアプールに素材を追加しておきましょう。
メディアプール上で右クリックをすると、「メディアの読み込み」が表示されるので、そこから素材を追加していきます。
ここでは、音声やBGMだけではなく、映像素材などの追加も行うことができるので、素材を追加したいときは「メディアの読み込み」からと覚えておいて下さい。
テキストテロップの挿入
テキストテロップや字幕を表示させたい時はこちらの方法で行います。
「エフェクトライブラリ」から、「テキスト」や「字幕」を選択して映像に追加することが可能です。
トランジションの追加
トランジションの追加
トランジションの追加も、エディットページから行います。
基本的に全ての編集操作がエディットページから可能なので、ページ移動する必要がなくシンプルな作りになっています。
トランジションとは、シーンが切り替わる際のエフェクトのことです。
トランジションを入れることで、複数のシーンをスムーズにつなげる事ができます。
シーンの切り替え時にトランジションを使う事で、カット編集した素材の切り替えや場面の移り変わりを効果的に表現する事ができます。
トランジションを追加するには、まずカット編集して素材の不要な部分を削除しておく必要があります。
カット編集した上で、複数のクリップをタイムライン上に並べておきましょう。
そうした準備をしておかないと、トランジションの適応ができないので、まずはカット編集をした上でトランジションを追加していきます。
トランジションも、先ほどのテロップの追加と同じ、「エフェクトライブラリ」から行います。
「エフェクトライブラリ」内の、「ビデオトランジション」からエフェクトを追加していきます。
クロスディゾルブやフェードなど、様々なトランジションが用意されいているので、追加したいエフェクトを選択して映像素材にドラッグ&ドロップして下さい。
この操作も非常にシンプルなので、やり方さえわかってしまえばすぐに実践できる操作です。
また、名前だけ見てもどんなエフェクトか分からない際は、トランジションにカーソルを合わせると右上にプレビューが表示されるので、追加する前にどんな効果なのか確かめる事ができます。
DaVinci Resolveの無料版の注意点
DaVinci Resolveには、無料版と有料版があり、誰でも無料から始めることができます。
動画編集をこれから始めようという方にとっては、嬉しいサービスですよね。
しかし、無料と聞くと疑問に思うこともあります。
どんな機能が使えるの?
無料と聞くと、機能面で制限がかかってしまうのでは、と心配になってしまうことでしょう。
そんな不安を解消します。
DaVinci Resolveの無料版でできる事
DaVinci Resolveの無料版でできる事は、基本的に有料版の機能と遜色ありません。
つまり、基本的な編集機能が全て利用可能という事です。
無料体験版ながらも、実際の機能を使って動画編集をすることができるので、かなりお得に感じます。
なるべく費用を抑えたい方や、ソフト選びに失敗したくない方は、ぜひこの無料版から試してみることをおすすめします。
DaVinci Resolveの無料版の注意点
DaVinci Resolveの無料版は有料版と同じ機能が使えるとはいえ、注意点もあります。
それは、編集の幅が有料版と比べて狭くなるということです。
例えば、4K以上の超高画質映像の編集がしたい場合や、モーションエフェクトなどの高度な編集がしたい方は有料版の購入が必要になります。
ただし、無料版でもロゴの透かしが入ったり、使用期間などの制限は設けられていないので、一連の機能を使用して書き出しまで問題なく行うことができます。
動画編集を始めたての方にとっては十分すぎる機能だと言えます。
DaVinci Resolve以外のソフトでも、無料版を提供しているソフトもあるので、複数のソフトを無料版で試してみて気に入ったソフトを購入するのも一つの手段です。
自分に合ったソフトが見つかるように、複数のソフトを比較して検討しましょう。
DaVinci Resolveのインストール方法
DaVinci Resolveには、上記でお伝えした様に無料版と有料版があります。
それぞれインストール方法が異なるので、無料版と有料版に分けてインストール方法を解説していきます。
無料版のインストール方法
DaVinci Resolveの無料版は、公式ホームページからダウンロード、及びインストールを行うことができます。
上記公式ホームページの「今すぐダウンロード」から、次のページに進みます。
次のページに進むと、ソフトの選択画面に移行するので、希望のソフトを選択して下さい。
ソフト選択画面の、左側が無料版のダウンロードボタンになります。
ここでは、「DaVinci Resolve 17 Beta」と「DaVinci Resolve 16」が無料版です。
使用しているパソコンのOSによって、ダウンロードボタンが異なるので注意が必要です。
ダウンロードボタンを選択すると、アカウント登録に進みます。
アカウント登録が終わるとインストールが開始されるので、手順に沿って進めていけばインストールが開始されます。
有料版のインストール方法
有料版を購入したいという方は、無料版のダウンロード時とボタンが異なるので間違えない様にしていて下さい。
有料版は、上記ダウンロードページの右側のボタンから選択して下さい。
無料版と有料版でソフトの名称が異なるので、ダウンロードする際は名称で見分けることもできます。
無料版が「DaVinci Resolve バージョン名」なのに対し、有料版は「DaVinci Resolve studio バージョン名」になっているので、名称に注目です。
もし、どちらをダウンロードしたらいいの分からなくなってしまったら、この方法で見分けてみて下さいね。
DaVinci Resolveの設定方法
最後に、設定方法について解説します。
DaVinci Resolveを使い始めた際に、これだけは最低限最初に知っておきたい設定方法についてお伝えします。
言語の設定方法
一つ目は、言語切り替えの設定方法です。
操作画面が日本語だけど英語に変えたいという時や、英語表記から日本語表記に変えたい時に役立ちます。
日本語にも英語にも対応しているソフトなので、インストール時に言語の選択を誤ってしまった、なんてことも起こりえます。
そんな時は、下記の手順で言語の設定をして下さい。
言語の変更を行いたい際は、編集画面の右上のメニューを開きます。
画像の左上矢印で示した箇所です。
メニューをクリックすると、環境設定(Preferences)に移動できます。
画像の設定では、言語が英語に設定されているので、これを日本語に変更しておきましょう。
環境設定(Preferences)を開くと、下記の様なメニューが表示されます。
メニューが開いたら、「UI Settings」→「User」の順で進んでいきます。
すると、言語を選択するメニューバーが表示されるので、そこから自分が選択したい言語を選んでください。
最後の右下の「Save」ボタンを押して完了になります。
インストール後のデフォルト設定が英語になっている様なので、必要に応じてここから言語変更を行って下さいね。
言語変更後、ソフトの再起動が必要になります。
再起動をしないと変更が反映されないので、注意して下さい。
プロジェクトの設定方法
動画編集を実際に始める前に、プロジェクトの設定をしておきましょう。
プロジェクトの設定とは、編集する動画の規格を決めることを指します。
動画の画面サイズ(解像度)と動画のなめらかさ(フレームレート)を設定します。
最初にしっかり設定を行っておかないと、途中で変更することができないので、動画素材を取り込む前に必ず設定して下さい。
左上の「ファイル」から、「プロジェクト設定」を開いて下さい。
ここから、解像度やフレームレートの設定を行うことができます。
ここで予め設定を行っておくことで、書き出し時や編集時のタイムラインがみやすくなるので、忘れずに設定して下さいね。
まとめ
今回は、DaVinci Resolveの機能面に着目して、概要や実際の操作などを解説してきました。
DaVinci Resolveのソフトの特徴を掴んでいただけたでしょうか。
実際に自身のパソコンにインストールを行い、編集作業を体験してみて下さいね。
まずは無料版で編集作業を行い、お気に入りのソフトを見つけてみて下さい。
最後に
最後になりましたが、本気で動画編集を行っていきたいと感じているのならAdobe Premiere Proがおすすめです。
Adobe Premiere Proは動画・映像制作の現場から、有名Youtuberの動画編集まで、幅広い分野使われています。
何より利用者が多いので、使い方に困った時GoogleやYouTubeで検索をかけることによって、ほとんどの疑問を解決することが可能です。
もし「動画編集ソフトに悩みを感じている」「動画編集ソフトに迷っている」と感じている方は、体験版を利用することで、悩みを解決することができますよ。
\体験版はこちら/
[jin-button-shiny visual=”shiny” hover=”down” radius=”50px” color1=”#54dcef” color2=”#0794E8″ url=”https://clk.tradedoubler.com/click?p=264327&a=3179092&g=22787756″ target=”_blank”]無料で利用してみる>>[/jin-button-shiny]