動画を作成・保存する際に、「拡張子」を意識したことはありますか?
拡張子は動画・画像にについている「png」や「mp4」などのことです。
これらはそれぞれ意味があり、使い分けをする必要があります。
今回は動画の拡張子の種類・メリットデメリット・変更方法を徹底解説していきます。
Contents
動画の拡張子とは?

拡張子とは、ファイルの種類を識別するためにつけられているもので、ファイルの末尾につけられています。
そして、拡張子がついたファイルを開く場合は、その拡張子に対応したアプリケーションが必要になります。
解凍⇒圧縮したファイルを元に戻すこと。
そのアプリケーションがなければ開くことができないことがあるので、拡張子を選択する際は注意が必要です。
拡張子の種類をご紹介していきます。
動画の拡張子の種類

そもそも拡張子自体は何百種類あります。
気になる方はWikipediaにある「ファイルフォーマット一覧」をご覧ください。
様々なところで拡張子が使用されていますが、その中でも動画で使われる拡張子はこちらになります。
ファイル形式 | 拡張子 |
---|---|
WMV | .wmv |
AVI | .avi |
MOV | .mov |
MPEG1 | .mpg |
MPEG2 | .mpg |
MPEG4 | .mp4 |
今回はこの表の中で、よく使用されている拡張子を3つ詳しく解説していきます。
動画の拡張子でおすすめ3選

今回ご紹介するおすすめ拡張子は、こちらの3つです。
.wmv
1つ目にご紹介する拡張子は「.wmv」です。
こちらは「Windows Media Video」の略称で、マイクロソフトが開発した拡張子となっています。
こちらの拡張子はよく動画配信サービスなどで利用されていますが、Twitter・Instagramには使用することができません。
Macではそのままでは見ることができませんが、VLCなどのソフトを使えば視聴することができます。
.mov
2つ目にご紹介する拡張子は「.mov」です。
こちらはApple社が開発をした「Quick Time」という動画ファイル形式の拡張子となっています。
iPhoneで撮影した動画は、全てこちらの拡張子に格納されています。
「.mov」をWindowsで見る場合は、Quick Time Playerというソフトを使用する必要があります。
.mp4
3つ目にご紹介する拡張子は「.mp4」です。
こちらは普及率が高いと言われている拡張子になります。
理由として、高画質で格納することができ、更にMac・Windows両方に対応しています。
また、拡張子によって格納できない物がありますが、mp4は動画だけでなく音声や字幕などほぼ全てを格納可能となっています。
そのため、とりあえずmp4に保存しておけば見れないこともなく、間違いありません。
動画の拡張子を変更するメリットをご紹介していきます。
動画の拡張子を変更するメリット

動画の拡張子を変更するメリットは2つあります。
SNSで投稿することができる
拡張子を変更するメリット1つ目は「SNSで投稿することができる」という点です。
Twitter・Instagram・YouTube・FacebookなどのSNSにはそれぞれ対応してある拡張子があります。
そのため、投稿する際に対応している拡張子に変更することで、投稿することができます。
拡張子の変更は「動画の拡張子を変更する方法」で詳しく解説していきます。
動画を再生することができる
2つ目にメリットは「動画を再生することができる」という点です。
ファイルと拡張子がマッチすることで、格納されている動画などを再生することができています。
そのファイルに合った拡張子でなければ再生することすらできないので、是非ファイルが開けない場合は拡張子を疑ってみて下さい。
動画の拡張子を変更するデメリット

動画の拡張子を変更するデメリットは、手間がかかることです。
例えば、先ほどご紹介した「.mov」という拡張子はMacが開発した拡張子となっているため、Windowsで開くには専用のソフトが必要になります。
そのため、閲覧するのに手間がかかります。
拡張子を変更する方法は2つあります。
動画の拡張子を変更する方法

今回ご紹介する拡張子の変更方法はこちらの2つです。
- オンラインで変更できるサイトを利用する。
- 動画編集ソフトで変更する。
詳しく解説していきます。
オンラインで変更できるサイトを利用する
1つ目にご紹介する拡張子の変更の仕方は「オンラインで変更できるサイトを利用する」方法です。
オンラインでも、拡張子を簡単に変更することができるサイトがいくつかあります。
自分以外の人に、変換ファイルをアクセスされないようになっているサイトがほとんどなので、安心してご利用いただけます。
詳しくは「動画の拡張子を変更することができるサイト」でご紹介いたします。
動画編集ソフトで変更する
2つ目にご紹介する拡張子の変更の仕方は「動画編集ソフトで変更する」方法です。
既存の動画であればオンラインなどで変換した方が早いですが、制作した動画は利用した動画編集ソフト内で変換した方が楽です。
変換できるソフトは多数ありますが、今回おすすめする動画編集ソフトを「動画の拡張子を変更することができるソフト一覧」で解説していきます。
動画の拡張子を変更することができるサイト

オンラインで変更することができる、拡張子変更サイトはこちらの2つになります。
Convertio

1つ目にご紹介する「Convertio」は、無料で拡張子を変更することができるサイトです。
主な機能・特徴はこちらになります。
- 変更することができるファイルフォーマットは300種類以上。
- 変換はクラウド上で行われるため、PCの容量に影響はなし。
- アップロードされたファイルはすぐに削除、変換したファイルも24時間後に消され、本人以外はファイルアクセスできない。
- ブラウザでのサービスのため、全てのデバイスで使用可能。
- 1分~2分程度で全てのファイルを変換することができる。
こちらのサイトは、動画だけでなく画像・ドキュメント・オーディオ・フォント・電子ブックにも対応しています。

ただ、無料の場合は変換に制限があり、ページにも広告があります。
有料プランがあるので、契約すると無制限で使用することができます。
こちらが料金表になります。
プラン名 | 月額プラン | 年間プラン |
---|---|---|
Light | $9.99/月 | $5.99/月 |
Basic | $14.99/月 | $8.99/月 |
Unlimited | $25.99/月 | $15.58/月 |
海外のサイトということもあり、料金が全て日本円でなくドルです。
Lightは一番安いプランで、500MBのファイルサイズを最大限度としており、同時変換が25ファイルまで行うことができます。
Basicは1GBのファイルサイズを最大限度、同時変換が50ファイルまでとなっています。
一番高額なプランであるUnlimitedは、その名の通りファイルサイズが無制限、同時変換することができるファイルも無制限となっています。
ConvertioはGoogle・Microsoft・Facebookなど有名な会社の役員も利用されているので、安心と言えます。

是非、利用してみて下さい。
Video Converter

2つ目にご紹介するのは「Video Converter」というサイトです。
こちらのサイトの特徴は5つあります。
- アップロードすることができるファイルのサイズは最大2GB。
- 300種類を超える動画のフォーマットがある。
- 変換できるファイルの制限はなし。
- 全ての機能を無料で使用することができ、更にサインインも不要。
- 変換されたファイルは作業終了後数時間で削除、ファイルも本人以外は誰もアクセス不可能。
こちらのサイトは動画とオーディオを変換することができ、更に解像度まで変更することが可能です。
是非TwitterなどのSNSで動画を高画質にしたい場合は、解像度も利用してみて下さい。
気になる方は是非こちらの記事をご覧になってください。

動画の拡張子を変更することができるソフト一覧

動画の拡張子を変更することができるソフトはこちらになります。
- Premiere pro
- DaVinci Resolve
- Filmora
- PowerDirector
- Video studio
他にも沢山拡張子を変更することができる動画編集ソフトはありますが、今回はその中でも普及率の高い「Premiere pro」をご紹介します。
Premiere proの特徴はこちらになります。
- Adobe社が提供している、YouTubeの動画から長編映画まで幅広く対応することができるソフト。
- 基本的には有料だけど、1週間無料体験期間がある。
- 有料には年間プランと月額プランがあるため、1カ月だけ利用するのも可能。
- サポートが充実しており、教材や解説動画も豊富なため初心者でも簡単に編集することができる。
- 「Photoshop」や「After Effects」を簡単に連携することができる。
Photoshop⇒画像編集ソフト
After Effects⇒エフェクト・アニメーション制作ソフト
*どちらもAdobe社が提供しているソフト。
PhotoshopやAfter Effectsを詳しく知りたい方は、こちらの記事を閲覧してみて下さい。


高性能だけでなく、拡張子も20種類以上あり、変換も1クリックで簡単です。
動画編集ソフトを用いて拡張子を変更する際は、Premiere proを利用してみて下さい。
まとめ

今回は、動画の拡張子との種類や変更方法、変換することができるサイト・ソフトをご紹介いたしました。
- 拡張子とはファイルの種類を識別するためにつけられているもの。
- 拡張子自体には種類が何百種類もある。
- よく利用されている動画の拡張子は「.wmv」「.mov」「.mp4」の3つ。
- 拡張子があることで、SNSに投稿することができるメリットがあるが、その分変更・閲覧するのに少し手間がかかる。
- 拡張子を変更することができるおすすめのサイトは「Convertio」「Video Converter」の2つ。
- 拡張子を変更することができるおすすめの動画編集ソフトは「Premiere pro」
是非、拡張子を使い分けて動画を制作・保存をしてみて下さい。