【Macユーザー向け】Final Cut ProとiMovieの違いとは?

これから動画編集を始めたいと考えているMacユーザーもいらっしゃるのではないでしょうか。

macOSにはiMovieと呼ばれる動画編集ソフトが標準搭載されており、一度は目にしたことがあるかもしれません。
今回はそのiMovieに加えてMacユーザーにおすすめの動画編集ソフトFinal Cut Proをご紹介していきます。

Final Cut ProとiMovieの概要

Final Cut ProとiMovieは両方ともMacユーザーが利用できる動画編集ソフトです。

ここではその概要についてご説明していきます。

Final Cut Proの概要

Final Cut ProはApple社が提供する動画編集ソフトであり、多くのMacユーザーに利用されています。

Windowsでは利用できないため、macOSを所有している方だけが対象です。Final Cut ProはiMovieと異なり、はじめからPC内に搭載されているわけではありません。公式サイトで購入しダウンロードする必要があります。
有料である分、iMovieよりも機能面で優れておりハイクオリティな動画制作も可能です。

iMovieの概要

iMovieはFinal Cut Proと同様にApple社が提供する動画編集ソフトです。

素材動画のカットやテロップの挿入、エフェクトの追加など基本的な動画編集を無料で行えます。またiPhone用のアプリも提供されているのも特徴の1つと言えるでしょう。
動画編集はPCで行うイメージも強いですが、iMovieを利用すればスマートフォンで手軽に行うことも可能です。

Final Cut ProとiMovieの価格の違い

利用者にとってサービスの利用料金はとても気になるところです。

ここからはFinal Cut ProとiMovieの価格の違いについてご説明していきます。

Final Cut Proの価格

Final Cut ProはiMovieとは異なり有償のサービスです。

価格は36,800円(2021.4月時点)で、初めて動画編集をする方からすれば少し高いと感じてしまうかもしれません。お金をかければ良いというものではありませんが、有料の動画編集ソフトを用いればそれだけハイクオリティな動画を作ることができます。

もちろんそのためには見合ったスキルが必要となりますが、学習次第でいくらでも成長することが可能です。

またFinal Cut Proは買い切り型のサービス形態ですので、一度購入してしまえば以後料金を支払う必要がありません。

サブスクリプション型のサービスが増えているなかで、コストメリットを受けるのには最適と言えるでしょう。

iMovieの価格

前述の通りiMovieは無料で使うことができます。

動画編集を始めたいけれどまずは雰囲気を掴みたい方はiMovieを利用するのが良いでしょう。最初から高価な動画編集ソフトを買ったものの難解過ぎて諦めてしまっては元も子もありません。

iMovieで動画編集の基礎を学んでから有料のFinal Cut Proへ移行するもこともできます。

慎重派の方は無料のiMovieで動画編集を始めてみてはいかがでしょうか。

Final Cut ProとiMovieのスペックの違い

Final Cut ProとiMovieはどちらも動画編集ソフトではありますが、具体的にどのような点で差があるのか見ていきましょう。

ここからはiMovieではできないけれど、Final Cut Proでは実現できるものをピックアップしご紹介します。

テロップのクオリティ

まず1つ目はテロップのクオリティです。

動画を制作するうえでとても重要な役割を果たすテロップですが、iMovieでは表現に限界があります。テロップを入れることは可能なのですが、テロップの位置を自由に移動させることができません。iMovie内のテンプレートの中から選択するしかないので編集能力が上がると、もどかしさを感じてしまうでしょう。

またテロップのデザインについてですが、iMovieでは文字サイズや文字色の変更ができる一方でそれ以上の装飾ができません。

YouTubeの動画のテロップを見ればわかるのですが、文字を別の色で囲んだり、シャドウを入れて影を作ったりしています。そうすることで視聴者の視認性を高めているのです。

テロップにアニメーションを入れて自由に動かすこともできないので、不自由さを感じた段階でFinal Cut Proへの移行をおすすめします。

Final Cut Proでは上記のことが全て可能です。

エフェクトの数

動画編集におけるエフェクトというのは、映像に着色を施したり歪ませたりする効果のことです。

着色というのは映像全体を赤っぽくしたり、青っぽくしたりということです。赤っぽい着色を施せば少しレトロな雰囲気にできますし、青っぽい効果を用いれば少しシリアスな映像を作れます。

他にもぼかしやモザイク、画面遷移などエフェクトの種類はとても多いのです。

iMovieはこのエフェクトが限定されているのが弱点と言えるでしょう。

つまり映像に取り入れたいエフェクト自体が内蔵されていないということがあるのです。

iMovieは簡易的な動画をサクサク作るのに向いています。細かなエフェクトを施したいのであればFinal Cut Proを利用すると良いでしょう。テロップももちろんですがエフェクトの使い方で映像のクオリティは格段に上がります。
動画編集の目的と合わせて選択するのが良いでしょう。

レイヤーを重ねられるかどうか

動画編集は素材を重ね合わせて作成していきます。

レイヤーは日本語で”層”を意味しており、複数の素材が層のように重なり合うためレイヤーと呼ばれているのです。たとえば、テレビ番組でVTRの中にワイプが表示されているケースがあります。このワイプはVTRの映像の上に、縮小したワイプ用の映像を重ね合わせて作られています。

映像制作においてレイヤーはとても重要なのですが、iMovieではレイヤーを1枚しか重ねられません。

有料のソフトになれば、このレイヤーは基本的に無制限です。

表現の幅を狭めたくない方はFinal Cut Proの購入をおすすめします。

iMovieからFinal Cut Proへ移行する方法

iMovieとFinal Cut Proは両方ともApple社が提供するサービスですので互換性が高いのが強みです。

たとえば以前にiMovieで作成した動画をFinal Cut Proへ移行して再編集を加えることもできます。iMovieを利用してiPhoneで動画を作成し、Final Cut Proへ取り込むなど柔軟に動画編集をすることができるのです。

MacでiMovieのプロジェクトを作成した場合の移行方法は下記の通りです。これはiMovieとFinal Cut ProがPCにインストールされていることが前提となります。

①上部メニューの「ファイル」から「ムービーをFinal Cut Proに送信」を選択
②Final Cut Proが立ち上がる
③「iMovieから読み込み中」と表示され処理が進行
④読み込み終了後「iMovieライブラリ」が作成される
⑤iMovieライブラリ内に変換されたプロジェクトが表示される

一部iMovieで適用したエフェクトがFinal Cut Proでは適用されないケースもあります。この場合は再編集時に再度エフェクトを適用させて対応すると良いでしょう。

Final Cut Proの他にAdobe Premiere Proも検討する

一時的ではなく動画編集をスキルとして身に付けたい、また仕事にしていきたいと考えている方はハイクオリティな動画を作成していかなければなりません。

iMovieでは表現の幅に限度があるので有料の動画編集ソフトを購入するべきしょう。Macで使用できる動画編集ソフトはFinal Cut Proだけではありません。
ここからはAdobe Premiere Proについてもご紹介していきます。

Adobe Premiere Proとは

Adobe Premiere Proは動画編集ソフトのなかでもトップクラスの知名度と自由度を誇ります。

Final Cut ProはMacユーザーしか利用することができませんが、Adobe Premiere ProはWindowsとMacの両方で利用可能です。Macを持っているのであれば、この2つの有名な動画編集ソフトのうちから選択する権利があります。
編集スキルを高めることを目的とするのであればこのうちのどちらかを購入しておけば間違いないでしょう。

Final Cut ProとAdobe Premiere Proの違いとは?

Final Cut ProとAdobe Premiere Proの違いは大きく3つあります。

1つ目がコスト、2つ目が他アプリケーションとの連携、3つ目が参考教材の数です。
それぞれについて詳しくご説明します。

コスト

まず1つ目のコストについてですが、前述したようにFinal Cut Proは買い切り型のサービスであり一度購入すれば使い続けることができます。

対照的にAdobe Premiere Proはサブスク型ですので、毎月3,000円程度の費用が必要です。動画編集スキルを高めたいと考えているのであれば、1年以上は利用することになりますので中長期的に考えるとFinal Cut Proの方がお得と言えるでしょう。
コスト面を最優先するのであればFinal Cut Proの利用が適しています。

アプリケーションとの連携

2つ目が他アプリケーションとの連携です。

iMovieとFinal Cut ProのようにAdobe Premiere Proも他アプリケーションと連携することができます。特にAdobe社が提供するAfter Effectsは動画のクオリティを格段に向上させると言っても良いでしょう。

Final Cut ProやAdobe Premiere Proは動画の切り貼り、連結が得意なソフトです。一方でAfter Effectsは”映像の加工”を得意としています。

たとえば映像自体を3D視点で表現したり文字が空中に浮かんでいるように見せたりなど、特殊な加工を施すことができるのです。After Effectsで加工した映像をAdobe Premiere Proに取り込めば単純な一枚絵の動画よりも遥かに見栄えの良い動画を作ることができます。

Final Cut Proの場合でもMotion5と呼ばれるアプリケーションがあり連携も可能なのですが1つ難点があると言えるでしょう。

これは3つ目の参考教材の数に関わってくる問題です。

参考教材の数

Adobe Premiere ProやAfter EffectsはYouTubeなどで検索をかけると解説動画がたくさん出てきます。

一方でそれらに比べるとFinal Cut ProやMotion5の解説動画は少ない傾向があるのです。
Apple社の提供するサービスが直感的に操作できるものとはいえ、初心者からすると一苦労する点かもしれません。

Final Cut ProとAdobe Premiere Proのどちらを選択すべきか

Final Cut ProとAdobe Premiere Proの3つの違いをお伝えしました。

どちらを選択するかどうかは個々人が何を優先するかによって変わります。コスト、他アプリケーションとの連携、教材の多さの視点を考慮して選択しましょう。
どちらの動画編集ソフトも無料体験期間を設けているので一度両方を触ってみてから判断するのもおすすめです。

Final Cut ProとiMovieの選び方

最後にFinal Cut ProとiMovieのどちらを選択するのがおすすめかご説明していきます。

iMovieは動画編集初心者におすすめ

iMovieは動画編集を始めたいと思っているけれどお金はかけたくないという方におすすめです。

動画編集はあくまでも趣味の一環であり一度どのようなものか体験したいというライトな層にはiMovieが最適でしょう。
まずは、カットやテロップ挿入など動画編集の基本を学んでから有料のアプリケーションへ移行してみてください。

Final Cut ProはiMovieよりもクオリティの高い動画を作れる

Final Cut ProはMacで高いクオリティの動画を作りたい方におすすめです。

動画編集の初心者でもスキルとして身につけたい、仕事にしたいのであれば初めからFinal Cut Proを購入しましょう。基本的にiMovieでできることのほぼ全てはFinal Cut Proで実現できます。
一度iMovieを経由せずともFinal Cut Proで学習を始めることで最短距離で成長することが可能です。

Final Cut ProとiMovieの違いを理解して最適な動画編集ソフトを選ぼう!

Final Cut ProとiMovieの性能は大きく異なりますが、動画編集の目的によってはその人に最適なものとなるでしょう。

最後になりましたが、本メディアでは動画編集に関する情報から、動画編集スクール・撮影機材・無料動画(VOD)に関する情報まで幅広く発信しています。
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