PowerDirectorは優秀な編集ツール、豊富な素材が用意された動画編集ソフトです。
- PowerDirectorとは?
- PowerDirectorの基本的な使い方
- PowerDirectorの便利な機能
- PowerDirectorのチュートリアル
- PowerDirectorのプレミアムアドオン素材
- PowerDirectorのシリーズの比較
この記事ではPowerDirectorはどんな動画編集ソフトから、各シリーズの比較をご説明致します。
あなたがPowerDirectorに持つ疑問が解消出来るでしょう。
Contents
PowerDirector(パワーディレクター)とは

PowerDirectorはサイバーリンク社が開発・販売する、Windows用の動画編集ソフトです。
編集した動画をYouTubeや、ニコニコ動画へのアップロード機能を搭載しています。
PowerDirectorは5年連続国内販売シェアNo.1ソフト
PowerDirectorは5年連続、「国内販売シェアNo.1」の動画編集ソフトです。
基本的な動画のトリミングやBGMの挿入、テロップなどの一般的な機能を持っている、初心者から中級者向けの動画編集ソフトです。
非常に多くの方がPowerDirectorで動画編集しているので、インターネット上で使い方をすぐに検索出来ます。
初めて動画編集をする方でも、すぐに使い方を覚えて、更品質な動画編集が出来るようになります。
PowerDirectorの動作環境
PowerDirectorを使うには、高スペックなパソコンは必要ありません。
一般的なスペックのパソコンなら、PowerDirectorで編集作業が行えます。
- OS:Windows 7以降(64bit版)
- CPU:Core i5以上
- メモリ:8GB以上
パソコン内蔵のHDD/SSDの容量は、240GBもあれば編集作業は行えますが、編集後の動画ファイルの保存には外付けHDDを利用して下さい。
編集の前後の動画ファイルをパソコン内部に保存すると、すぐに容量不足になってしまうからです。
1TBの外付けHDD利用すると、多くの動画ファイルの保存が出来ます。
PowerDirectorのチュートリアル
PowerDirectorは動画編集の初心者でも、すぐに編集作業が出来るようにチュートリアルが用意されています。
チュートリアルで説明を受ければ、映像作品やSNS投稿など、目的別の動画がすぐに編集が出来るようになります。
PowerDirector(パワーディレクター)の基本的な使い方

PowerDirectorで編集作業をする場合の、基本的な使い方をご説明致します。
PowerDirectorのプロジェクトの初期設定
PowerDirectorで編集作業をするには、プロジェクトの初期設定が必要です。
プロジェクトとは動画の編集作業で、編集内容を保存したり、動画やBGMに写真素材を保存するファイルの事を言います。
プロジェクトの初期設定では、「縦横比:アスペクト比」と「タイムラインフレームレート」を設定します。
項目 | アスペクト比 | タイムラインフレームレート |
---|---|---|
YouTube | 16:9 | 60FPS |
インスタグラム | 1:1 | 60FPS |
インターネットにアップロードする動画なら、縦横比:アスペクト比は「16:9」にします。「16:9」はYouTubeの画面にピッタリ収まるサイズになります。
インスタグラムにアップロードするなら、縦横比:アスペクト比は「1:1」です。
「タイムラインフレームレート」は撮影時と、編集後の動画を同じに設定します。一般的なカメラで撮影したタイムラインフレームレートは、60FPSと言う設定になっています。
カメラの設定を変更しない限り、タイムラインフレームレートは「60FPS」です。
編集して作り上げる動画ファイルごとに、プロジェクトを作成する必要があります。
PowerDirectorに動画素材をインポート
PowerDirectorで編集する動画ファイルの取り込みを、動画素材のインポートと呼びます。
SDカードやUSBメモリーに入ってる、動画ファイルをPowerDirectorの「メディアルーム」にドラッグ&ドロップします。
編集作業をする動画ファイルを、全てPowerDirectorにインポートします。
PowerDirectorに動画ファイルがインポートされることで、初めて動画編集が出来るようになります。
PowerDirectorで動画ファイルをトリミング
PowerDirectorにインポートした動画ファイルを、トリミングするのが動画編集の基本作業です。
インポートした動画ファイルから、必要な部分だけを切り出す作業をトリミングと言います。
動画ファイルから必要な部分・時間を、トリミングする作業を繰り返して、撮影した動画ファイルから、最終的にまとめる分だけを全てトリミングします。
PowerDirectorでファイルを書き出す
PowerDirectorで動画の編集作業が終わったら、最後はファイルの書き出しを行います。
ファイルの書き出しは「エンコード」や「出力」と呼ばれ、用途に応じたファイル形式で編集した動画を保存する作業です。
書き出しの際には、ファイル形式を指定するのですが、PowerDirectorには「プロファイル分析ツール」があるので非常に便利になっています。
撮影した動画素材に合わせた、ファイル形式を自動で選んでくれて保存作業が出来ます。
一般的には「エムペグフォー」と呼ばれる、「.mp4」形式で保存されます。
動画の撮影時にも、ファイルを保存するときに「.mp4」形式になっているはずです。カメラの設定を変えない限り、一般的には「.mp4」形式になります。
PowerDirector(パワーディレクター)の便利な機能

PowerDirectorの便利な機能として、BGMの「フェードイン」「フェードアウト」、字幕やテロップの作成の機能があります。
編集した動画にBGMを追加して、魅力的な動画に仕上げます。字幕やテロップを追加することで、セリフや状況をより詳細に、そしてより強調することが出来ます。
BGMや字幕・テロップを入れて、視聴者の心に残る動画に仕上げるでしょう。
BGMの「フェードイン」と「フェードアウト」の設定
編集した動画にBGMを追加しても、「フェードイン」「フェードアウト」を設定しないと、「ブツっ!」と音が切れてしまいます。
「フェードイン」で徐々にBGMの音量を上げて、「フェードアウト」で徐々に音量を下げる事ができます。
動画が場面転換して、BGMが変わるときに「フェードイン」と「フェードアウト」を設定すれば、自然な形でBGMが変更されます。
違和感のないBGMが流れて、非常に魅力的な動画に仕上げることが出来ます。
「フェードイン」するにはBGMも変わり目、1秒前頃から徐々に音量を大きくします。逆に「フェードアウト」するにはBGMの変わり目、1秒前から徐々に音量を小さくします。
BGMの「フェードイン」「フェードアウト」を繰り返すことで、動画全体の流れが自然になります。
字幕テキストやテロップの作成
バラエティ番組などで、出演者のセリフを文字に起こしたり、状況を詳しく説明するテロップを入れますよね。
動画の中で特に強調したいセリフや、状況をより詳細に視聴者に伝えるために、字幕やテロップの作成はかかせません。
PowerDirectorでは、字幕を動画の中央に置いたり、左や右に揃えることが簡単に操作できます。
テキストボックスの位置を、マウスで調整しても良いのですが、PowerDirectorの機能を使えば簡単に位置を合わせることができます。
字幕やテロップは現在の動画では、視聴時間に影響を与えています。
特にYouTubeに投稿される動画では、必ずと言っていいほど字幕やテロップが入っています。
PowerDirectorでは、字幕やテロップの作成・挿入が簡単に出来ます。
PowerDirector(パワーディレクター)のチュートリアル

PowerDirectorには動画の編集作業を説明する、チュートリアルが項目ごとに70以上も用意されています。
- 基本操作:10項目
- ツール&プラグイン:53項目
- YouTube&SNS:5項目
- アイデア集:17項目
基本的な操作方法から、動画をより魅力的にする応用編まであります。
チュートリアル1本は3~4分ほどの動画で、一緒に作業をすればすぐにPowerDirectorの使い方を覚えられます。
無料の動画編集ソフトには、チュートリアルはありません。有料の動画編集ソフトでも、70を超えるチュートリアルは用意されていません。
PowerDirectordで用意されているチュートリアルほど、手厚いサービスは他にはないでしょう。
PowerDirectordの大きな特徴が、用意されているチュートリアルの豊富さです。
PowerDirector(パワーディレクター)のプレミアムアドオン素材

PowerDirectord365にはプレミアムアドオン素材が、数多く用意されています。
- タイトルテンプレート
- トランジション
- カラーフィルター
- BGM&効果音
毎月多くのプレミアムアドオン素材が追加されるので、作品をさらに盛り上げることが出来ます。
インターネットで無料の素材を検索しても、クオリティの高いものを探すのは難しいです。
YouTubeを見ていても、同じBGMを使った動画を何本も見ることがあります。
動画を編集するたびに、有料素材を購入するのも負担が大きく感じることでしょう。
サブスクリプション版のPowerDirectord365には、数多くのプレミアムアドオン素材が用意されています。
プレミアムアドオン素材を使うだけで、他の動画と差別化された魅力的な動画編集が行える事でしょう。
PowerDirector(パワーディレクター)シリーズの比較

PowerDirectorには買い切り版が4シリーズ、サブスクリプション版が2シリーズのラインナップがあります。
シリーズごとに機能面での違いや、提供される映像・音楽素材に違いがあります。
PowerDirector Standard
PowerDirectorシリーズの中で、基本的な操作だけ行えるシリーズです。
モーショントラックなど、一部の特定の機能が制限されていますが、基本的な動画編集が出来ます。
公式サイトでは販売されておらず、ダウンロード版も無くパッケージ版での販売です。
PowerDirector Ultra
PowerDirectorシリーズの中で、もっとも基本的なシリーズです。
一般的にPowerDirectorの話題は、このPowerDirector Ultraの事です。
バージョン18から一部の機能に制限がありますが、基本的な動画編集には差し障りがありません。
YouTubeやSNSへの動画投稿が目的なら、最適なシリーズと言えます。
PowerDirectorを買い切りで使うなら、おすすめのシリーズがこのUltraです。
PowerDirector Ultimate
PowerDirector Ultimateは、StandardやUltraのように機能の制限はありません。
Ultraでは950種のエフェクトやテンプレート、音楽・効果音がありましたが、Ultimateでは983種となっています。
Ultraとの大きな違いは、種類が豊富なエフェクト類です。
機能面では制限がされていないので、インターネットに投稿する動画編集よりも、映像作品を作る方に向いています。
本格的な映像作品の編集をお考えなら、PowerDirector Ultimateがおすすめと言えます。
PowerDirector Ultimate Suite
PowerDirector Ultimate Suiteは、買い切りで使うPowerDirectorの最上位シリーズです。
一番の特徴は音声編集ソフト「AudioDirector」と、色編集ソフト「ColorDirector」が同梱されています。
PowerDirector Ultimate Suiteは個人向けよりも、映像制作の仕事をする方向けのシリーズです。
副業で動画編集をお考えの方には、おすすめのシリーズと言えます。
PowerDirector 365
PowerDirector365は、PowerDirectorのサブスクリプション版です。
毎月、もしくは12カ月分の料金を払うことで、常にバージョンアップした最新のPowerDirectorが使えます。
機能面ではPowerDirector Ultimate Suiteと同じですが、12カ月分の料金が8,480円と、
Ultimate Suiteの半額以下になっています。
さらに365では買い切り版のPowerDirectorには無い、プレミアムアドオン素材が用意されています。
数万点以上の動画素材や写真素材が、無料で利用可能になっています。
BGMや効果音の素材も、無料で利用可能です。
買い切り版のPowerDirectorよりも、安い料金で常に最新バージョンがつかえるのが、1番大きな特徴となります。
Director 365
Director 365は全てのPowerDirectorシリーズの最上位版です。
サブスクリプション版ですので、毎月3,980円の1カ月プランか、15,980円の12カ月プランが選べます。
動画編集のPowerDirectorだけでなく、写真や画像編集をする「PhotoDirector 12」も使えます。
PowerDirector Ultimate Suiteに同梱された、「AudioDirector 11」「ColorDirector 9」も使え、サイバーリンク社の映像に関する全ての機能が使えるのが特徴です。
Director 365であれば動画編集のみならず、写真や画像の編集もできます。
まとめ
この記事ではPowerDirectorの基本的な使い方を中心に、便利な機能やシリーズの違いをご説明致しました。
PowerDirectorは国内で5年連続、「国内販売シェアNo.1」の動画編集ソフトです。編集作業のやり易さ・便利さが、多くの方に指示されています。
PowerDirectorには無料体験版が用意されていますので、購入前に動画編集を体験する事が出来ます。
実際にPowerDirectorで動画編集を行い、購入の判断材料にしてみて下さい。
最後に
最後になりましたが、本気で動画編集を行っていきたいと感じているのならAdobe Premiere Proがおすすめです。

Adobe Premiere Proは動画・映像制作の現場から、有名Youtuberの動画編集まで、幅広い分野使われています。
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